近畿建築祭・しが大会
2024年9月28日(土) 大津市民会館・大会議室にて
近畿二府四県(京都・大阪・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)の建築士400名が一堂に会すイベントへの参加要請いただき、「畳のステキ」伝えさせていただきました。
畳の展示の中心は場所的な制約もあって 畳表を中心に国産畳表(熊本)、沖縄産ビーグ畳表、大分県産くにさき七島藺、広島県産龍鬢畳表、撥水加工を施した天然イ草畳表 等々。
天然藺草の畳表のグレードの見分け方も 展示物をご覧いただき 説明をさせていただきました。畳については、江戸間や京間等のサイズの違いしか知らない方が多く、グレードがあること自体を知らない方が多くあって とても勉強になったと感謝もされました。今更ながらではあるのですが それが現実でもあり、まだまだ情報発信が足らないと言わざるを得ません。
ということもあり、コーナーに立ち寄って畳表の説明・ミニ畳のワークショップに参加していただいた建築業界の皆さんに“くまもと畳表”に関してまとめられた冊子をお渡しして、更なる畳についてのご理解を得るようにお願いをいたしました。
次にミニ畳の作成ワークショップを行いました。畳は選べるもの、畳表と畳縁の組み合わせだけで自分好みのオリジナル畳を作ることが出来ることを実感していただきました。
中には天然藺草ではない和紙製の建材畳表を初めて見る方もおられたのには驚きましたが、その特徴を説明してご納得をいただきました。そういったことも含めて畳の情報発信が必要ですね。主催者が予想以上と驚かれたほど畳のコーナーは盛況でしたが、参加された方々全員が満足の笑みを浮かべられていたことも 畳のステキが伝わったものと思います。
今回のイベントに協力していただいた滋賀県畳組合有志の方々と東海機器工業(幹事会社)
【ミニ畳の材料提供】
滋賀県畳組合様、大建工業株式会社
高田織物株式会社、東海機器工業株式会社
文責 内藤
Comments