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建築士の為の「畳の勉強会」in名古屋

  • fukushima1
  • 3月15日
  • 読了時間: 3分

2025年3月15日(土)ツドイコ名駅東にて / 参加者:21名


「畳でおもてなしプロジェクト」昨年の大阪に続いて名古屋にて開催いたしました。

主催者である遊民建築研究所・黒田氏より開催の目的の説明とご挨拶から始まりました。


まず最初にPowerPointを使っての「畳の基礎知識」の話から始めました。(内藤担当)

①畳の寸法や敷き込み方 

②畳部材と沢山の種類の紹介(畳表のグレード含め)

③畳の歴史(古事記の記述~正倉院の畳の残欠~寝殿造~書院造~茶室と畳の関係~

 一般庶民への畳の普及~畳表産地の変遷) 

④用途別、ライフステージ別の畳提案

⑤イマドキの畳 ⑥様々な畳の使い方・使われ方の紹介 等々(左下・写真)



続いて「畳表の選び方」担当は全日畳の乗本さん(愛知県豊川市)

実際の畳表を使って 藺草の説明から 畳表のグレードの違いの見分け方等日頃からお客様にプレゼンされているだけあって 参加された方々からもとても分りやすいと評判上々でした。

(前ページ 右上写真)



休憩(陳列された畳材料の現物確認と説明)を挟んで北九州市立大学・森田洋教授による特別講義「いぐさの力と畳の性能」を行いました。森田教授が長年に渡って研究されてきたデータに基づく講義に 参加された方々は驚きとその力や性能に称賛の声があがりました。

名古屋でも「畳の性能は素晴らしい」と再認識していただけました(上 写真2枚)



最後は定番になっている“ミニ畳”の作成体験です。ご自身で畳表と畳縁を選んでいただくことで 「畳はデザイン的にも選ぶことが出来る」「その選ぶ工程が悩ましいが とても楽しい」ということを理解していただく為であり、作ったミニ畳を持って帰っていただくことで「畳」について思い出していただけます。

指導はご自身の店でもミニ畳作成体験を開いておられる全日畳・的場さん(滋賀米原市)

参加した皆さん 楽しそうに作られていました。



終了後 簡単なアンケート調査を行いましたが、皆さん「満足」評価をいただきました。

また「とても勉強になった」「今まで畳のことを何も知らなかった」「学んだことを 早速設計に活かしていきたい」 中には「他で企画してみたい」との書き込みもありました。


やはり地道に「畳のステキを知っていただく」ことの大切さを感じました。 文責・内藤



【当日の応援いただいた方々】

 愛知:落合さん、田口さん、乗本さん

 三重:小丸さん

 滋賀:的場さん

 東海機器工業:千葉、岡本

 ミニ畳材料提供:大建工業、高田織物、山中産業、東海機器工業


 主催団体:遊民建築研究所、熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会、

 畳でおもてなしプロジェクト

 協力団体;全日本畳事業協同組合

以上

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